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「CCUSフォーラム」登壇!

2025-08-02
建設業界の「今日」と「明日」を拓く先進事例と未来への議論
2025年7月31日、建設業の未来を展望する「CCUSフォーラム」が開催され、弊社代表取締役 福岡信一が登壇いたしました。このフォーラムは「今日のCCUS明日のCCUS」をテーマに掲げ、基調スピーチと二部構成のセッションを通じて、建設業界が直面する課題解決と未来への道筋が深く議論される場となりました
当日は、全国から多くの建設関係者が集まり、熱気に満ちた会場で、各社の取り組みや未来への展望に真剣に耳を傾けていました。
基調スピーチ:「CCUSと日本の建設業の未来」
フォーラムはまず、芝浦工業大学の蟹澤宏剛教授による基調スピーチ「CCUSと日本の建設業の未来」から幕を開けました。CCUSが日本の建設業の持続可能な発展に果たす役割と、その未来像について、専門的な見地から示唆に富んだ講演が行われました
第1部 CCUS先進事例発表会「今日のCCUS」
続く第1部「今日のCCUS」では、CCUSの活用を通じて既に成果を上げている企業の先進事例が発表されました

建設業振興基金上浪鉄郎審議役からは、「CCUSポジティブコントラクターへのサポート概要」と題し、CCUS普及促進に向けた発注者参加型の取り組みが紹介されました

**市川土木株式会社(静岡)は、「直轄モデル計測日総括表考案者によるCCUSを取り巻く環境への意見や要望」**を発表しました。同社は、2020年度に全国で20件、静岡県で3件発注された大規模工事のモデル工事において、報告様式がない中で独自に「計測日総括表」を考案し、下請け業者や作業日ごとの管理を実現した実績を紹介しました。この総括表により、計測作業の効率化と一元管理が可能となり、CCUSモデル工事の運用を容易にしたと報告しています。CCS活用により現場担当者のモチベーションが向上し、平均登録率100%、就業履歴社責率95.8%を達成し、発注者から満点評価を得たことも共有されました。また、CCUSが技能者情報の確認を簡便にし、書類作成の手間を減らすなど、業務効率化に貢献したこと、技能者の資格取得意欲を高め、実際にレベルアップに繋がったことも強調されました

**岡田土建株式会社(千葉)は、「関東地方整備局CCUS活用推進モデル工事の0からの運用と高評価獲得までの道のり」**を発表し、CCUSを導入した当初の苦労から、最終的に高い評価を得るまでの具体的なプロセスを共有しました
そして、弊社からは福岡社長が**「6年連続新規学卒獲得門工事企業におけるCCUSのレベルアップを社員の育成計画に活用した社員の育成・モチベーションアップ」**と題して登壇しました
福岡社長は、長浜機設がかつて**「ブラック企業」とさえ言われた時代から、いかにして「選ばれる会社」へと変革を遂げたのか**、その背景にある「人財育成のモデルチェンジ」とCCUS・DXの活用戦略を詳述しました

人材確保と育成の成功: 縁故採用から脱却し、7年連続で新卒採用に成功したこと、離職率を50%以上から22%にまで大幅に削減し、全社員の46%が29歳以下の若手社員で構成されている現状が紹介されました

CCUSと連動した育成プログラム: 給与だけではない「成長支援制度」と、社員の努力やスキルアップを可視化する「成長シート」の導入が説明されました。これがCCUSと連携することで、個人の目標が明確になり、スキルアップとキャリアパス形成が強力に後押しされていると強調しました


CCUS活用による3つの効果: 「社員の気付きと成長」「お客様からの信頼」「職人の意識改革」という3つの大きな効果が挙げられ、特に毎日の10分間の環境整備活動が、社員の質向上と自律的な問題解決能力の向上に繋がっていることが示されました

DX推進と業務効率化: 長浜機設が愛媛県内の建設会社で初の「経済産業省DX認定」を取得し、愛媛労働局からは「ベストプラクティス企業」に選定されている実績が紹介されました。クラフトバンクオフィスやGoogle WorkspaceといったITツールの導入により、年間残業時間を358時間削減するなど、具体的な業務効率化の成果を上げていることが強調されました

SNSを活用した情報発信: 建設業界の「きつい・汚い・危険」というイメージを払拭するため、YouTube、Instagram、TikTokを積極的に活用し、若年層への効果的なアプローチを行っていることが説明されました。採用活動を「一発勝負」ではなく「積み重ねが資産となる」という革新的な視点が提示され、情報発信の質と量、採用チームの構築が強い組織を作る鍵であると述べられました

第2部 トークセッション「明日(デジタル・AI時代)のCCUS」

フォーラムの締めくくりとして行われた第2部「明日(デジタル・AI時代)のCCUS」トークセッションでは、建設業界のキャッシュレス決済やリスク管理の専門家、そしてAIの専門家が加わり、CCUSとデジタル・AI技術が建設業界の未来にどのような変革をもたらすかについて活発な議論が交わされました

まとめ

今回の「CCUSフォーラム」は、建設業界が抱える人材不足や働き方改革といった喫緊の課題に対し、CCUSやDXの活用が具体的な解決策となることを明確に示しました。各社の先進的な取り組みが共有されたことで、参加者は業界の「今日」の課題解決と、「明日」の発展に向けた多くのヒントを得ることができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

また、建設業振興基金様から感謝状も頂き、CCUSの更なる普及に向けて尽力させて頂こうと決意を固めました。
長浜機設は、今後も「人財」を核とした経営を推進し、CCUSやDXの有効活用を通じて、社員一人ひとりの能力を最大限に引き出し、お客様に最高のサービスを提供できる企業を目指し、全社一丸となってさらなる高みを目指してまいります。私たちは、建設業界全体の発展に貢献できるよう、これからも挑戦を続けていきます。

 

 

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