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Bizcrew「DX産業総合展2025」

2025-08-02

CCUSが変える建設業界の未来

去る7月30日、東京ビッグサイトで開催された**「DX産業総合展」において、弊社代表取締役の福岡信一が登壇しました。建設業振興基金の長谷川専務理事による基調講演の後、福岡社長は特別トークセッションに臨み、「CCUS2.0とDX活用事例」**をテーマに、長浜機設が実践する企業変革の取り組みを全国に向けて発信しました。当日の動画はコチラから

今回、登壇するきっかけとなったのは、建設業振興基金の長谷川専務理事による基調講演でした。長谷川専務理事は、**「建設キャリアアップシステム(CCUS)が、建設業界の未来をどう変えていくか」**について、非常に明快で説得力のあるご講演をされました。

特に印象的だったのは、CCUSが単なる技能者情報の登録システムではなく、「技能者の能力評価」「適正な賃金の実現」「働きやすい環境づくり」といった、業界が長年抱えてきた課題を解決するための強力なツールであるというお話です。CCUSを活用することで、技能者のスキルや経験が公正に評価され、モチベーション向上とキャリア形成に繋がるというビジョンは、私たち長浜機設が目指す方向性とまさに合致するものでした。

長谷川専務理事の力強いメッセージは、会場に集まった多くの建設企業の経営者や担当者の心を揺さぶり、業界の未来への期待を大きく高めるものでした。この素晴らしい講演に続き、弊社福岡社長がCCUS活用事例を共有させていただいたことを、大変光栄に思います。

  

当日は、会場を埋め尽くすほどの熱気の中で、全国から多くの来場者が足を運んでいました。

福岡社長の講演とトークセッションでは、長浜機設がどのようにして建設業界の課題に挑み、具体的な解決策を生み出しているのか、その主要な3つのポイントが紹介されました。これは、多くの建設企業が直面する課題解決の一助となる内容です。


1. CCUSを活用した「人財育成のモデルチェンジ」

弊社は、かつて**「ブラック企業」とさえ言われた時代から、抜本的な改革によって「選ばれる会社」**へと見事に変革を遂げました。その中心にあるのが、社員の成長を力強く支援する独自の育成プログラムです。

  • 新卒採用と定着率の劇的改善:縁故採用に依存せず、新卒採用に注力した結果、7年連続で新卒採用に成功しています。これにより、かつて**50%以上だった離職率を22%にまで大幅に削減。**現在では、全社員の46%を29歳以下の若手社員が占めるまでに成長しました。

  • 「成長支援制度」と「成長シート」の導入:給与だけでなく、社員一人ひとりの自律的な成長を促す「成長支援制度」を導入。社員の努力やスキルアップを「成長シート」で可視化し、客観的な目標設定を可能にしています。このシートをCCUSと連携させることで、個人の目標が明確になり、スキルアップやキャリアパス形成を強力に後押ししています。

  • CCUS活用で得られた3つの効果:CCUSを活用した育成プログラムは、「社員の気付きと成長」「お客様からの信頼」「職人の意識改革」という3つの大きな効果をもたらしました。特に、毎日10分間の環境整備活動を通じて、社員の質向上や自律的な問題解決能力の向上に繋がっていることが強調されました。


2. DX推進による業務効率化と「選ばれる会社」への変革

弊社は、経済産業省から**「DX認定」を取得した愛媛県内の建設会社としては初の企業であり、愛媛労働局からは「ベストプラクティス企業」**にも選定されています。これは、私たちのDXへの取り組みが、外部からも高く評価されている証です。

  • デジタルツールへの大胆な移行:従来の紙ベースの管理から、「クラフトバンクオフィス」や「Google Workspace」といったITツールへの移行を積極的に推進しました。その結果、現場管理、勤怠管理、売上管理が格段に効率化され、年間残業時間を358時間削減するという具体的な成果を上げています。

  • 働き方改革と若手への強力なアピール:DX推進は、単なる業務効率化に留まりません。若手社員の成長を促進し、企業イメージを**「先進的な会社」**として向上させることで、採用活動においても大きなアピールポイントとなっています。現場のアナログな文化を尊重しつつ、信頼関係を築きながら段階的にDXを進めることの重要性が改めて示されました。


3. SNSを活用した情報発信と採用戦略

建設業界が「きつい・汚い・危険」という旧来のイメージに苦しむ中、私たちは積極的に情報発信を行うことで、業界全体の魅力向上に貢献しています。

  • 若年層への効果的なアプローチ:YouTubeやInstagram、TikTokといったSNSを積極的に活用し、建設業のリアルな仕事内容、会社の雰囲気、社員の活躍をエンターテイメント性豊かに発信しています。若年層がGoogleやYahoo!ではなくSNSで企業情報を検索する現代において、デジタルを活用した情報発信はまさに不可欠。私たちのこうした取り組みが、イメージアップと採用力強化に直結しています。

  • 採用活動の「資産化」:採用活動は「一発勝負」ではなく、継続的な「積み重ね」が**「資産」**となる、という革新的な考え方が提示されました。情報発信の質と量、そして採用チームの構築こそが、強い組織を作る鍵であると説明されました。


今回の講演とトークセッションは、人材確保と働き方改革に悩む建設企業の経営者や担当者にとって、具体的な解決策と未来へのヒントが満載となりました。弊社の取り組みが、建設業界全体の発展に寄与できることを願っています。

講演後には、長谷川専務理事や福岡社長との名刺交換の機会が設けられ、活発な意見交換が行われるなど、業界の未来を真剣に考える方々の熱意を感じる場となりました。

私たちは、今後も**「人財」を核とした挑戦**を続け、CCUSやDXの有効活用を通じて、社員一人ひとりの能力を最大限に引き出していきます。そして、お客様に最高のサービスを提供できる企業を目指し、全社一丸となってさらなる高みを目指してまいります。

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